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Copilot for M365を導入してみた

更新日:6月4日

皆さん、こんにちは。

以前の記事で、ChatGPTについて解説しましたが、その後もこうした「生成AI」の話題は大きく広がっており、実際のビジネスにどう活用していくかという点が大きな焦点となっています。

今回私は、Microsoftが発売を開始した「Copilot for Microsoft365」のライセンスをデジタルビズで購入し、使い始めてみましたので、これについて紹介していきたいと思います。

 

◇以前の記事「ChatGPTが与えるインパクトとは」(2023/5/1)


Copilot for Microsoft365のウェブサイトから
Copilot for Microsoft365のウェブサイトから

ChatGPTをビジネスで利用することの問題点

YouTubeなどでは、例えばオンライン会議を行った内容に関してChatGPTを使って議事メモを作らせ、すごく便利です!みたいな内容が掲載されていたりしますが、非常に危険な話しだと思います。

インターネット上にあるChatGPTサーバーに会議内容が筒抜けになり、顧客情報が駄々洩れになっています。

こうした点への配慮なしに生成AIをビジネスに利用することは、常識的にあり得ません。

生成AIが非常に大きな可能性を持っていることは認めつつも、ビジネスの現場になかなか広がらないのは、こういったリスクのヘッジをどうするか、みんなが頭を悩ませていたためでした。

MicrosoftはChatGPTの開発元であるOpen AI社に100億ドル(約1.5兆円)とも言われる多額の出資を行い、その機能を、Excel、Word、PowerPointなどのいわゆる旧Microsoft Office、すなわち現在のMicrosoft365の中に取り込みました。

それが「Copilot for Microsoft365」です。

「Copilot(コパイロット)」とは、副操縦士のことです。

実際にビジネスを行う人間が操縦士。

それを補佐する忠実な副操縦士として手助けしますよ、という意味が込められているようです。

Copilot for M365の生成AI機能を使用した場合、それは組織外のインターネットには流出しません。

自組織内のみに閉じた形で運用することができます。

前述の課題に対する一つの答えが、Copilot for M365であると言えます。


ChatGPTとCopilot for M365との違いを表すイラスト

Copilot for M365のライセンス購入

Copilotの購入は、Microsoft365の正式ライセンスを有していることが前提となります。

昨年、Copilot機能が提供開始された当初は、E3とかE5といった大口顧客用ライセンス向けのみに提供されていました。

今年の1月より、Microsoft365 Business Standardといった1ライセンスに対しても販売されることとなり、小口での利用が可能となりました。

価格は当初年間一括契約のみで1ユーザ当たり45,000円+消費税とされていましたが、いま見ると月額3,750円+消費税での購入も可能となっているようです。

とは言え、中小企業にとっては安い買い物とは言えない価格水準ですね。

しかしMicrosoftは、4月以降に各ライセンス料金の値上げを予定しているので、試してみるのであれば3月中に導入したほうがおトクとも言えます。

ということで、先日、思い切ってライセンス購入してみたものです。


AIのビジネス利用をイメージする写真

Copilot for M365を導入

Copilot for M365を導入するのは簡単です。

下記のリンク先よりMicrosoft365のアカウントでログインしてライセンス購入手続きを行い、クレジットカード番号などを入力すれば決済され、購入できます。

 

◇MicrosoftのCopilot for M365購入サイト → リンクをクリック


その後、Microsoft365管理センター(Microsoft365のライセンス管理を行っているサイト)にて、購入したCopilotのライセンスをMicrosoft365のアカウントに紐づけます。

そうすると、少し時間がかかりますが、やがてExcelやWord、PowerPointなどにCopilotボタンが表示されるようになり、各アプリ上でCopilot機能が利用できるようになるというものです。

果たして税込み約5万円(年額)の価格に見合った機能が使えるのか。

次回、実際に使ってみての使用感などをご紹介したいと思います。

それでは今回はこの辺で。

宜しくお願い致します。

 

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