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飛行機の機内Wi-Fiはここまで進化した、スターリンクと衛星通信の最新事情

最近、航空機の機内Wi-Fiサービスが大きく進化していることをご存じでしょうか。

とくに話題になっているのが、SpaceXの衛星通信「スターリンク」を利用した高速インターネットです。

JAL系LCCのZIPAIRでは、このスターリンクを搭載した機体の運航が始まり、機内でも地上とほとんど変わらない超高速通信が可能になったようです。

今回は、実際に飛行機でWi-Fiを使ってみた体験も交えながら、航空機の通信サービスがどこまで進化しているのかを紹介します。

皆さん、こんにちは。

3週間ほど前に山手線に乗っていたら、車内のTRAIN TV(デジタルサイネージ広告)で、「ZIPAIR、超高速の無料Wi-Fi、全機搭載へ」といったコマーシャルをやっていました。

恥ずかしながらZIPAIRについてよく知らず、すぐググって調べたところ、JAL(日本航空)傘下のLCC(格安航空会社)だそうで、以前にこのニュースレター記事でも何度か取り上げている米Space X社のスターリンクの衛星インターネット通信との接続により、超高速の機内Wi-Fiを実現したということだそうです。

能登半島地震などの災害時にも大活躍しているスターリンクですが、こんなところにも使われ始めているんですね。

このニュースをきっかけに、飛行機内のWi-Fiサービスについて調べてみました。

 

◇過去の記事「宇宙通信、ここまで来た!」(2023/7/18)

 

◇過去の記事「いよいよ始まったスマホと衛星との直接通信」(2025/4/22)

ZIPAIRの超高速機内Wi-Fiサービスのポスター

ZIPAIRがスターリンク搭載機を導入、機内Wi-Fiはどこまで高速化したのか

ZIPAIRは、ちょうど先月(2月)の26日より、アジアの航空会社として初めてスターリンク搭載機の運航を開始したということで、そのプロモーションとしてTRAIN TVで宣伝していたようです。

ZIPAIRが全機スターリンク対応をアピールしているのに、親会社のJALはどうなの?と思ったので、調べてみました。

ZIPAIRが保有する機体は8機のみで、全機がボーイング787型なので、比較的容易に全機スターリンクに対応することができたようです。

それに対し、JALは200機を超える機体を保有し、機材の種類も多様なことから、全部をスターリンク対応にすることは現実的ではないため、別のやり方にしているということのようです。

ちょうど山手線の宣伝を見た直後に、札幌に旅行に行く予定があり、JALを利用するため、JALの機内Wi-Fiサービスの様子を確認してくることにしました。

ちなみにこの記事冒頭のカバー画像の写真は、羽田空港に貼ってあったポスターで、ここでもZIPAIRのスターリンク対応超高速Wi-Fiサービスが大々的にアピールされていました。

飛行機の機内で青い背もたれの座席シートが並んでいる

JALの機内インターネットはどうなっている?衛星通信システムの仕組み

定年後は出張なども無くなり国内線に乗るのは久しぶりですが、以前に飛行機内のWi-Fiサービスを使った際は、つながりづらかったり遅かったりで、あまり良い印象がありません。

今回、久しぶりに機内Wi-Fiを利用したところ、無料で簡単に接続できて驚きました。

前述のとおり、JALはスターリンク対応ではありませんが、LINEでチャットをしたり、ChatGPTとやり取りをしたりするのは、地上にいるときと何ら変わらず、ストレスなく利用できました。

シートポケットのWi-Fi利用のパンフレットを見ると、「Panasonic版」と書いてあります。

調べてみると、パナソニック アビオニクス(Panasonic Avionics Corporation)が提供するシステムで、JALの国際線や一部国内線で使われているそうです。

パナソニック アビオニクスは、米国南カリフォルニアに本社を置くパナソニックグループの企業で、航空機向けのシステムインテグレータとして、インテルサットやスカパーJSATなどの静止衛星、またスターリンクの対抗馬である、英ワンウェブ(OneWeb)や中国のスペースセイル(Spacesail)といった低軌道周回衛星などを複合的に利用する戦略をとっているようです。

スターリンクとの提携はエクスクルーシブ(排他的)となるため、そうではなく他の多くの衛星通信インフラを併用することで、品質と高速性を実現しているということかなと思われます。

飛行機の窓から翼と白い雲、青い空が見えている

航空機向け衛星通信が変える機内通信サービスの未来

昔なら、電波は飛行機のシステムに悪影響を与えるとして、飛行中は一切の通信を停止させられましたので、飛行中でも通信サービスが利用でき、しかも地上とほとんど変わらない品質と速度で通信できるなんて、本当に時代は変わったものだと思います。

物心がついたときからスマホやインターネットがあるZ世代以降の若者たちは、常に動画サービスなどを利用していて、毎月何十ギガという通信を利用しているようですので、こういった飛行機内の高速Wi-Fiサービスの実現は願ったり叶ったりというところなのでしょうか。

外出先でYouTubeやNetflixを見る習慣がなく、毎月5ギガ程度しか使わない私には、正直、そこまでは必要ないですが、いずれにせよ目覚ましい技術の進歩には驚嘆するばかりです。

では、今回はこの辺で。

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