皆さん、こんにちは。
前回、前々回と2回に渡って、Microsoft Power Platformの中で、PowerAppsを使った業務アプリ制作、およびPower Automateで制作したクラウドフローによる自動化で、業務の効率化を図る方法について解説しました。
◇先々週の記事「かんたんアプリ制作Microsoft PowerAppsとは」(2024/11/12)
◇先週の記事「Power Automateのクラウドフローで自動化」(2024/11/19)
これらのPower Platform機能は、Microsoft365の法人ライセンスにより無料で使える機能ですので、今回は改めてこの点について紹介しておきたいと思います。
対象となる法人ライセンス
そもそもMicrosoft365とは、かつてOffice、あるいはOffice365と言っていたExcel、Word PowerPointなどのオフィスアプリケーションに、Outlook、OneDrive、Teamsなどのクラウドサービスを組み合わせてリブランドした、サブスクリプション型統合サービスです。
そしてここで言う法人ライセンスとは、Microsoft365 Business Basic/Business Standard/Business Premiumといった一般法人向けのライセンスを言います。
さらに、大企業向けにはE3、E5といったエンタープライズライセンスもありますが、ここでは説明を割愛します。
Microsoft365法人ライセンスの詳細については、こちらをご覧下さい。
◇(参考)一般法人向けMicrosoft365プラン価格表
違いを簡単に言うと、Business BasicはExcelやWordなどのOfficeアプリケーションがWeb版およびモバイル版でのみ使え、パソコンのデスクトップアプリ版は使えません。
同じExcelでもWeb版とデスクトップアプリ版では機能が異なり、Web版ではできることが多少限定されます。
Business Standardでは、Business basicに加えて、Officeアプリケーションのデスクトップアプリが使用でき、フル機能が使えることが大きな違いです。
さらにBusiness Premiumでは、中堅企業向けにセキュリティ機能を強化したものとなります。
3種類のライセンスとも、Microsoft Teams(ビジネスチャットおよびWeb会議用アプリ)のあり/なしが選択でき、また1ライセンス当たり1テラバイト(=1000ギガバイト)のクラウドストレージ(OneDrive)を標準で使用できます。
そしてさらにいずれのライセンスにおいても、前回、前々回記事でも紹介したようなPower Platformの機能が無料で利用できるというわけです。
Microsoft365法人ライセンスのご提供価格
このホームページでも紹介しているとおり、当事業デジタルビズではMicrosoft365法人ライセンスを販売しております(実際のご提供は、ナセル株式会社経由となります)。
ご提供価格は、Microsoftの標準価格よりもお安い価格でお求めいただけるようにしております。
例えばMicrosoft365 Business Basic(Teamsあり)の場合、年額9,800円(税抜)ですので、1ライセンス当たり月額換算817円となります(Microsoft標準価格では899円)。
これで、Excel、Word、PowerPointなどのOfficeアプリのWeb版とモバイル版、そしてTeams、1テラバイトのOneDrive、そして前回、前々回記事で紹介しているようなPower PlatformおよびSharePointの機能も利用できるわけです。
めちゃくちゃコスパ最強と言えるのではないでしょうか!
例えばTVコマーシャルでも宣伝している、サイボウズ社のキントーン(kintone)。
ノーコード/ローコードで業務アプリを作れるということで、前々回記事で紹介したMicrosoft PowerAppsに相当するクラウドサービスです。
私はキントーンを使ったことがないので、Web記事等で読む限りしか分かりませんが、PowerAppsよりもう少しグラフィカルで直観的な操作が可能なようです。
ただ、前々回記事でも紹介しているとおり、PowerAppsもそんなに難しいわけではありません。
キントーンのサービス料金は、ライトコースで月額1,000円(税抜)、スタンダードコースで月額1,800円(同)ということですので、アプリ制作のためだけにこれだけのコストということであれば、Microsoft365ライセンスのほうがかなりコスパとしては優れていると言えるのではないでしょうか。
◇(参考)キントーン
中小企業様がDXを進める近道
キントーンにはキントーンの良さや特徴があり、ディスるつもりは全くないのですが、単純に含まれるサービスの内容と価格の比較による見解を述べました。
ExcelやWordなどのいわゆるOfficeアプリケーションは、日本企業の8割が使用しているとも言われる定番商品ですので、それを導入して、ついでにPower Platform機能を活用して業務改善を進めるというのは、無理なくDXを進めていく近道と言えるのではないでしょうか。
さらにMicrosoft365では、ChatGPTの開発元であるOpenAI社との提携による生成AI機能Copilot(コパイロット:副操縦士)をアドオンとして実装することもできます。
私も実際に導入しており、ExcelやWordなどの各アプリケーションからCopilot機能を呼び出すことも可能です。
Copilotはまだ進化中であり、これからどんどん機能強化されていくでしょうから、今後のAI時代に向け、今から使い方に慣れていくことも重要だと思います。
◇過去の記事「Copilotはまだ成長途上」(2024/8/21)
いかがでしたでしょうか。
ぜひMicrosoft365法人ライセンスの活用で、DXを進めていただきたいと思います。
デジタルビズでは上記のとおり、各ライセンスをお求めやすい価格でご提供する他、導入サポートやライセンス管理、さらにPower Platformを使った業務改善のサポート等についてもご支援することが可能です。
お気軽にご相談いただければと思います。
それでは今回はこの辺で。
宜しくお願い致します。
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