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執筆者の写真北島コウ

ホームページ制作ツールWixの実際

皆さん、こんにちは。

ホームページを作るには、一般にCMS(Contents Management System)というツールを使います。

私のデジタルビズのホームページは、WixというCMSを使って、私が自分で制作しています。

今回はこのホームページ制作ツールWixについて解説したいと思います。

wix.comのホームページ
wix.comサイト

ホームページ制作ツールWixの位置づけ

CMSはコンテンツ管理システムという意味ですから、テキストや画像などのデジタルコンテンツを管理し、配信などの処理を行うシステムということですね。

そうしてできたものがWebサイト=ホームページということになります。

ITサービス大手SCSKによると、世界には800種類以上のCMSがあるそうですが、その世界および日本でのシェアは次のとおりだそうです。

世界と日本のCMSシェア
出典:https://websas.jp/feature/cms-share

CMSではWordPressが世界でも日本でも断トツのシェアを持っており、私の利用しているWixは一応世界で3位のシェアということになっています。

私も、当初ホームページを立ち上げる際にはWordPressを使うことを検討しましたが、最初にサーバーをレンタルして、そこにWordPressをインストールして設定するといった導入部分がとっつき辛く、つまずいてしまいました。

そんな中で、Wixの存在を知り、HTML等の知識が一切不要、かつWebブラウザ上だけで制作できる手軽さ、そしてWordPressには及ばずとも、世界で広く使われているという観点で、利用を決めました。

中小企業様がホームページを立ち上げる際、全く知識や経験がないところからWordPressで自力制作するのは、かなりハードルが高いと思います。

そして外注で制作してもらおうとすると、おそらく数十万円といった外注費がかかると思います。

ですがWixなら、PowerPointで画像やイラストを使ったプレゼン資料を作った経験がある人であれば、全く問題なく自力で制作できます(断言します)。

自力で制作する利点は、ホームページを拡張したり手直ししたりする際に、いちいち外注しなくても簡単に自分でできることですね。

デジタルビズのホームページも、ちょこちょこと手を入れていますが、いつも1~2時間程度で簡単に改修ができます。

それほど複雑でない、中小企業様のホームページであれば、Wixを使って手軽に自作することをお薦めしたいです。

なお、CMSは数多くありますが、私はWixしか使ったことがないので、他のCMSとの比較はできません。

従いましてこの記事では、私自身がWixを使ってみてどうかという観点で説明します。

ホームページのイメージ写真

Wixの料金

Wixは、「somebody.wixsite.com」といったドメインで利用するのであれば、完全に無料で利用できます。

「somebody」の部分は他の利用者と競合しない任意の名前を設定できます。

デジタルビズのホームページのように、「digitalbiz.jp」というような独自ドメインを取得して運用する場合には、プレミアムプランへの加入が必要となります。

現在のプレミアムプランの各コースは、次のとおりとなっています。

Wixプレミアムプランの料金表

私がWixを利用し始めたときは、内容が違っていて、現在の「スモールビジネス」に相当するプランが、「アドバンスプラン」と呼ばれ、料金も月額1,210円でした。

料金はだいぶ値上がりしていますが、データ容量は10Gバイトだったものが現在は50Gバイトまで拡張されるなど、内容がグレードアップしています。

Wixでは頻繁に「半額キャンペーン」をやっており、私も24ヶ月利用14,520円(月額換算605円!)で契約しましたので、こうしたキャンペーンをうまく使えば、かなり低価格にホームページを立ち上げられると思います。

Webデザインのイメージ写真

私がWixにメリットを感じる点

Wixのメリットは、とにかく簡単だということ。

Wixには900種類以上の豊富なテンプレートが用意されています。

業種や、作りたいホームページの雰囲気をもとに絞っていき、テンプレートを決めれば、あとはテキストや画像などを入れ替えるだけでも、ほぼホームページはできてしまいます。

といっても、テンプレートに縛られるわけではなく、全てのコンテンツは完全にフルカスタマイズ可能です。

トップページに後から内容を入れ込むとか、ページ遷移を変更するとか、リンクボタンなどの形、色、配置、動作パターンなども、自分の好きなように変えられて、しかもコード記述などは一切不要です。

全てのテンプレートは「レスポンシブ・デザイン」といって、スマートフォンの縦長画面にフィットするように自動的に調整されるようになっています(ただし微妙なフォントサイズや画像等のコンテンツ配置は調整が必要です)。

また、これはWixに限らないかもしれませんが、こうしたCMSはWebサイトを作るというだけでなく、様々なマーケティング機能を備えています。

Wixでもブログ機能やアクセス分析はもちろん、会員サイトやECサイトを作ったり、メルマガを発行したりといった機能も具備しており、皆様に配信しているメルマガもWixから送信しています。

サポートもまあまあ充実していると思います。

ヘルプセンターを見ても分からない場合は、メールで問合せれば、だいたい2~3日で回答を返してもらえます(外国人が対応していますが、おおむね分かりやすい日本語で回答されます)。

というわけで、お金をかけて外注に頼ることなく、またHTMLコードなどのスキルが全く無くても、自力で見栄えの良いホームページを構築して運用できるところが、Wixの最大のメリットだと思います。

CSSやhtml、java等のプログラミング言語のイメージ写真

Wixの課題と言われている点

一方、Wixの課題として、よく言われるのは「Wixサイトは表示が遅い」というものです。

他のCMSと比較しているわけではないので、何とも言えませんが、実際にデジタルビズのホームページのサイト速度は、次のとおりです。

私としては、まあこれなら及第点ではないかと思っていますが、いかがでしょうか。

もちろん、例えば画像はpng形式ではなくjpg形式のものを使用するなど、表示を速くする細かな努力は必要です。

デジタルビズホームページのサイト速度(2024/8/12時点)
デジタルビズホームページのサイト速度(2024/8/12時点)

また、「WixはSEO(検索結果を上位に表示させる施策)が弱い」というのも、ときどき聞きます。

これも実際のところ、どうなのかはよく分かりません。

Wixでは、SEOのルールに従ったキーワードやメタディスクリプション、代替テキストなどの設定が定められていますので、これに従ってきちんと設定を行うとともに、定期的にブログを書くとかサイトのメンテナンスを行うなど、Webサイトの信頼性を高める取り組みをしていくならば、そう心配することはないのかなと思っています。

むしろ外注でWordPressのサイトを作ったものの、外注なのでメンテできず、放ったらかしになっているほうが、SEO的には問題じゃないでしょうか。

細かい不満で言うと、現在のWixはチャットボットのサービスとの連携ができないものとなっています。

私は今後、生成AI機能の高度化により、AIチャットボットが発達するんじゃないかと予想しているため、デジタルビズのホームページに導入して試してみたいのですが、現状ではそれができません。

今後に向けた機能強化を、ヘルプセンターにリクエストしているところです。

 

Wix、いかがでしょうか。

細かな改善要望はあるものの、私としては今のところ概ねWixに満足しており、当面はこのまま運用していくつもりです。

WordPressを使いこなせる人にWixを薦めるつもりはありませんが、中小企業様で、昔ながらの古いホームページをお金をかけずに自力でリニューアルされたいなら、ぜひWixのご利用を検討されてはいかがでしょうか?

とは言え、自作だとどうしても手作り感が出てしまいますので、完璧なホームページを作りたいなら、お金をかけてプロにお願いすることを、もちろん否定はしません。

Wixによるホームページ制作について、ご相談いただけるならば、当方にてご支援することも可能です。

それでは今回はこの辺で。

宜しくお願い致します。

 

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