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執筆者の写真北島コウ

タブレット端末、使ってますか?

皆さん、こんにちは。

先週水曜日の日本経済新聞に、アマゾンのFireタブレットに新製品が発売されるとの記事が出ていました。


◇アマゾンが新タブレット 純正ペンも販売、創作に幅(2023/5/24)


Fireタブレットは、Fire OSといって、Androidをベースに手を加えたアマゾン独自のOSを搭載しているため、Google Playが使えず、特にビジネス用途には不向きと言えます。

ストレージ容量64GBのモデルが34,980円と、価格もリーズナブルなので、Android派の私としては、これをAndroidタブレットとして出して欲しいところです。

タブレット端末と言えばアップルのiPadが代表格で、Androidタブレットはラインナップが少なく、常々寂しく思っています。

今回は上のニュースにまつわる話題として、タブレット端末の位置づけや利用法について考察してみたいと思います。


私が使っているタブレット端末の写真
私が使っているAndroidタブレット Vastking KingPad K10 Pro

タブレットの年間出荷台数はノートPCに肉薄

そもそも国内におけるタブレット端末の売れ行きがどうなのか、調べてみました。

日本では2010年より発売が始まったタブレット端末。

2020~21年はコロナ禍の影響で、特に学校におけるオンライン授業等による必要性が飛躍的に高まり、政府のGIGAスクール構想による特需もあったことから、2年連続で900万台を超える活況となりました。

ちなみにノートPCの出荷台数も、同時期、だいたい1,000万台程度ですので、ノートPCの8~9割に相当する需要があったことになります。

しかし2022年はその特需が一段落したことから、出荷台数は631万台と、前年の約3分の2程度に縮小したとのことです。

ノートPCも同様の傾向で急減しています。


◇株式会社MM総研「タブレット出荷は過去10年間で最少」


個人的な感想としては、PC市場に比べてタブレットはもっと小さい印象だったので、実際にはかなり肉薄する出荷台数なのは意外でした。

たしかに電車に乗っていると、タブレットを使っている人もちらほら見かけ、ある程度普及しているように思われます。

さらに、上のMM総研の記事によると、タブレットのOSは、だいたいiOSが50%、AndroidとWindowsが25%ずつということで、やはりiPadが不動の座を保っているようです。

ビジネスマンがタブレット端末を使っているイメージ写真

スマホ、PCに対し、第3のデバイス タブレットの利用用途は

スマートフォンは、もはや常になくてはならない必携デバイス。

またビジネス用途では、PCの必要性はまだまだ高いように思われます。

その中で、第3のデバイスであるタブレットに何を求め、どう位置付けるか。

スマホより大画面で見やすく、かつPCよりも起動が早く、手軽にすぐ使えるという特徴を活かすと、便利なデバイスとなります。

2年前に廉価なAndroidタブレットを購入した私の使いみちは、大きく次の3つで、要するにスマホ、PCをメインとして使う中での、サブ端末という位置づけです。

① 行政書士試験の暗記用として

② 雑誌等の電子書籍を読む

③ 紙のノートを廃止し、電子ノートとして利用

①については、私の行政書士受験格闘記ブログのこちらの記事をご参照下さい。

ぺんてるのAnkiSnapを活用した自作暗記ツール「まとめて覚えるシリーズ」をタブレットで用いることで、受験勉強に大いに役立ちました。

②は文字どおり大画面で見やすいという特性を生かした利用。

③はスタイラスペンを利用して手書きノートとして使うというものです。

ちなみに手書きノートアプリは、Noteshelfがお薦めです。

パームリジェクションといって、手のひらが当たっても反応せず、スタイラスペンのみに反応するという機能がアプリに備わっているため、抜群に書きやすいです。


◇Noteshelf


ただしこの用途で使うには、そのタブレットにスタイラスペンが使えることが必須となります。

もちろん①~③の用途以外でも、クラウドドライブに保存したファイルをちょこっと修正するといったことも、大画面なのでスマホよりもやりやすいと思います。

パームリジェクションについて説明した図(筆者作成)

目的に応じて、コスパの良いタブレットを探そう

①~③のような用途で利用するとなると、それほど重要度や頻度の高い利用とは言えず、サブ端末という位置づけになりますので、それに見合ったコストパフォーマンスの良い製品を選ぶことが重要でしょう。

iPadは、書き味の滑らかなApple Pencilも利用でき、上の用途にはうってつけですが、スタンダードな機種でも68,800円(第10世代の場合)。

最上位モデルのiPad Proに至っては、124,800円もします。

サブ端末にここまでのコストをかける気には、なりづらいのではないでしょうか。

とは言え、スマートフォンがiPhoneの方は、タブレットもiPadにしておいたほうが何かと便利でしょう。

Androidタブレットはラインナップが少なく、なかなか難しいところです。

私のAndroidタブレットは、およそ2年前の2021年7月に購入した中国製の格安タブレットで、VASTKINGのKingPad K10 Proという製品です。

聞いたことない、という方がほとんどだと思います。

専用キーボードとスタイラスペンが付属して、なんと24,999円(税込)という格安製品でした。

「安かろう、悪かろう」の恐れもありましたが、サブ端末だと割り切って買いました。


◇VASTKING KingPad K10 Pro(Amazon)はこちら


現在はすでに在庫なしとなっています。

中国製品はロットによって当たりはずれもあるようですが、私のタブレットは約2年経った今も、全く問題なく動いています。

CPUはUNISOCのT610、RAM4GBという製品で、ゲームなどをやるには非力ですが、上の①~③のような用途であれば、全く問題なく使えています。

専用スタイラスペンの書き味もまずまずで、結果的には良い買い物をしたと思っています。

ちなみに市販のスタイラスペンが代替になるかと、いろいろ買って試してみましたが、このKingPad K10 Proに関しては、市販のスタイラスは使い物になりませんでした。

KingPad K10 Proが寿命を迎えた場合などに備えて、これに代わるAndroidタブレットを探していますが、なかなか良いものが見つかっていないのが実情です。

現在、候補に最も近いのが、中国Xiaomi(シャオミ、小米科技)が4月に発表し、近日発売予定のXaomi Pad6。

価格は約4万円とされており、専用スタイラスペンは別売となります(約9,600円)。


◇Xaomi Pad6


日本ではスマートフォンにせよタブレットにせよアップルがとても人気ですが、価格が高いのが難点です。

またアップル製品は、独自のポリシーにより仕様に制約が多い(代表的なのはマイクロSDカードの使用を認めていない点)ため、セキュリティ面の安全性は高いのでしょうが、反面、自由度が少ないです。

個人的には、価格的に安いものがあり、使用上の自由度の高いAndroid端末を好んで使っています。

今後、サブ端末用途での利用を踏まえると、私の感覚では、本体で3万円台以下、スタイラスペンを含めて4万円台以下の製品が出てきて欲しいので、冒頭に紹介したFire Max11が価格面ではちょうどピッタリであり、これの通常Android版が出てきてくれれば、と思うところです。

この記事をお読みの皆さんが、タブレット端末についてどのようにお考えか、コメントなどお寄せいただけると幸いです。

それでは今回はこの辺で。

 

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